【60歳代】「年金でさほど不自由なく暮らせる世帯」は約1割
同調査による、60歳代の年金に対する考え方も確認しましょう。
60歳代の年金への考え方
- 年金でさほど不自由なく暮らせる:11.1%
- ゆとりはないが、日常生活費程度はまかなえる:60.1%
- 日常生活費程度もまかなうのが難しい:28.8%
年金でさほど不自由なく暮らせると感じる世帯は約1割。「セカンドライフを好きなことをして楽しみたい」と思っても、年金のみで暮らせるのは一握りと分かります。
最も多いのは「日常生活費程度はまかなえる」世帯。ただし値上げが相次ぐ前の調査ですので、生活を厳しく感じる方もいるでしょう。
およそ3割は生活費程度もまかなうのが難しいと答えています。その場合、貯蓄、もしくは仕事による収入で生活することになるでしょう。
一般的に、厚生年金は収入に応じて保険料を支払うため、加入期間が長く収入が多いほど年金も多くなります。
どれくらい貯蓄できるかはご家庭によって異なり、また退職金や相続資産もあるため、「必ずしも収入が多いから貯蓄も多い」とは言い切れません。
とはいえ、年金も貯蓄も少なく心もとないというご家庭も少なくはないと考えられるでしょう。