不労所得3. 投資信託
株式や債券を自分で選んで購入することに、高いハードルを感じる方も多いかと思います。そこで登場するのが、投資信託です。
投資信託とは、投資家から集めたお金をひとつの大きな資金としてまとめ、運用の専門家が株式や債券などに投資・運用する金融商品です。
毎月の収入を希望する人に好まれやすいのは「毎月分配型」の投資信託でしょう。
ただし、実際に分配金分の運用利益が出ていなくてもあらかじめ決められた分配金額が支払われる仕組みになっています。
そのため、元本を取り崩してタコ足分配になる可能性がある金融商品です。
タコ足分配になると、投資元本がどんどん減っていくだけでなく、将来の分配金の減額にも繋がります。
そのため、なるべく利益から分配金を出す仕組みのものが良いでしょう。
近年、新しくできた仕組みで「予想分配型」があります。これは、予め決められた価格帯のときに、予め決まった金額を分配金として出すタイプの商品です。
商品にもよるものの、仮に元本に対して月に1%程度の分配金がでる商品であれば年間約12%の利回りとなります。
そのため、年間360万円の不労所得のためには、元本は3000万円必要です。
「毎月分配型」は一見利回りは高く見えるものの、将来行き詰まる可能性が高いです。そのため、タコ足分配になりにくい「予想分配型」などの商品を選ぶとよいでしょう。