3. 厚生年金の受給額を増やしたいなら
現役時代の報酬の目安と照らし合わせることで、おおよその金額が予想できたのではないでしょうか。
現役時代の給与が高ければ平均より多くもらえる可能性もありますが、残念ながら年金受給額は減少傾向にあります。
今後も年金の水準が下がることも見越し、自助努力が必要となるでしょう。
先ほど、厚生年金の受給額は加入期間と報酬額で決まると説明しました。加入期間については、厚生年金制度を導入している企業に属する期間を延ばすことで年金アップを目指せます。
つまり60歳よりも65歳、65歳よりも70歳と働くことで、収入の確保及び受給額のアップが望めるのです。
報酬額については、基本的には勤続年数に応じて上がっていく会社が多いでしょう。あるいは経験やスキルの向上を意識し、転職なども視野に入れたうえでキャリアアップを図ることが、選択肢になります。