【円グラフで見る】リアルな今の70歳代の貯蓄分布
70歳代の貯蓄について、金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査]」(令和3年)」より円グラフで確認しましょう。
70歳代以上世帯の金融資産保有額
分布を見れば「3000万円以上」が22.1%、「2000~3000万円以上」が11.9%です。
一方で貯蓄ゼロ世帯も約2割。約6割強は2000万円以下が現実です。
より実態に近い、中央値は1000万円。貯蓄が1000万円の場合、たとえば月5万円切り崩すしていくと、約16年で貯蓄がなくなってしまいます。
貯蓄は生活費だけでなく、趣味や旅行、付き合いや孫へのプレゼント、病気や介護が必要になった時などでも使うでしょう。中央値をみると心もとない金額に感じる方が多いのでないでしょうか。
執筆者
株式会社ナビゲータープラットフォーム メディア編集本部
LIMO編集長/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
1984年生まれ。群馬県出身。東京女子大学哲学科卒業後、2008年に野村證券株式会社に入社。支店にてファイナンシャル・コンサルティング課に配属され、国内外株式、国内外の債券、投資信託、保険商品などの販売を通じ、主に富裕層や個人顧客向けに資産運用コンサルティング業務に従事し、顧客のライフプランに寄り添った提案を行った。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)保有。
現在は株式会社ナビゲータープラットフォームが運営する「くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~」編集長。LIMOでは資産運用や老齢年金、貯蓄、NISA、iDeCo、キャリアなどをテーマに企画・編集・執筆を行う。3児の母であり、趣味は執筆・読書、音楽鑑賞、写真、旅行。今の夢はYOASOBIのライブに行くこと。中学・高校社会科(公民)教員免許保有(2024年4月4日更新)。