【中学受験】小学5年生の夏から怒涛の1年半が始まる
中学受験といっても、小学3年生や4年生の頃は比較的ゆったりとしたペース、雰囲気で学習が進んでいきます。共働き世帯にとっても「中学受験を共働きで乗り越えるのは厳しい」という雰囲気ではありません。
教育相談会やセミナーなど土日開催はすぐに予約が埋まるといった悩みもありますが、「まだ先輩たちの受験動向を見ている」「子どもの性格と成績からマッチしそうな学校を模索中」と静観の立場でいられます。
つまり、まだ親が積極的に動き回る機会が少ないので、共働き世帯も「中学受験は親の受験」と痛感するほどではありません。
しかし、小学5年生になると状況が変わっていきます。
成績と子どもの性格や家庭と学校の教育方針を踏まえ、ターゲットとする志望校も複数校に絞っていく必要があります。
気になる学校があれば学校説明会やオープンスクールに足を運び見定めていく。次年度の受験学年に向けて様々な下準備が増えていきます。
中学受験は別名「親の受験」と呼ばれるほど親の果たす役割が大きいものですが、その本領を発揮するのが小学5年生からです。
受験での天王山というと「受験学年の夏休みを有意義に過ごせるかどうか」というイメージが強いものの、中学受験の流れを考えていくと小学5年生の夏休みが天王山にあたります。