厚生年金保険料の負担と受け取れる年金額

会社員や公務員は厚生年金に加入しており、厚生年金保険料を、雇用主(会社など)と個人で半分ずつ負担します。

厚生年金保険料は給与や賞与から控除され、どのくらい負担するかについては、「健康保険・厚生年金保険の保険料額表」に、給与額・ボーナスを照らし合わせれば確認できます。

出典:令和4年3月分(4月納付分)からの健康保険・厚生年金保険の保険料額表(東京都)

老齢厚生年金のもとになる年金保険料は、給料やボーナスが多ければ負担する金額は高くなります。そうはいっても、老齢厚生年金を受け取るときは、その分多くの年金を受け取ることができます。

なお配偶者については、扶養に入っていれば第3号被保険者の扱いになり、保険料を負担しなくても納付済みとカウントされます。

実際に受取る老齢厚生年金額は、厚生労働省年金局「厚生年金保険・国民年金事業の概況」2020年度によると、男女あわせた平均月額(老齢基礎年金を含む)は14万4366円となり、男性のみの平均月額は16万4742円、女性のみの平均月額は10万3808円となっています。