高齢者世帯の所得の種類別状況

それでは早速、厚生労働省「2019年 国民生活基礎調査の概況」から、高齢者世帯の所得の種類別状況を見ていきます。

出所:厚生労働省「2019年 国民生活基礎調査の概況」

 

各種世帯の所得の種類別1世帯当たり平均所得金額の構成割合をみると、全世帯では「稼働所得」が74.3%、「公的年金・恩給」が19.1%となっています。

ただし、高齢者世帯では「公的年金・恩給」が63.6%、「稼働所得」が23.0%と、「公的年金・恩給」に占める割合が大きいです。

出所:厚生労働省「2019年 国民生活基礎調査の概況」

 

また、公的年金・恩給を受給している高齢者世帯の中で「公的年金・恩給の総所得に占める割合が100%の世帯」は、48.4%となりました。