【厚生年金】男性ひとりで「月15万円以上」は何％いるのか計算。2つの方法で受給予定額をチェック 令和4年度は年金が0.4％減額へ

2. 厚生年金を「月額15万円以上」もらう男性はどれくらいいるのか

では実際に厚生年金を月額15万円超受給している方について、男女の違いをみていきましょう。

厚生労働省が公表した「令和2年度　厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、厚生年金保険（第1号）男女別・年金月額階級別受給権者数は以下のようになります。

このデータから、男性で厚生年金を月額15万円以上受給している人は以下のようになります。

• 厚生年金受給者：1071万6244人
• 厚生年金を月額15万円超受け取っている人：697万3138人

697万3138人 ÷ 1071万6244人 = 65.1%

男性の約65%が厚生年金を月額15万円以上受給していることが分かります。

また、厚生年金の年金月額自体も以下のようになっています。

• 全体平均月額：14万4366円
• 男性平均月額：16万4742円
• 女性平均月額：10万3808円

こうしてみると、厚生年金を月額15万円超受け取っている人の数も、厚生年金の月額も男女間の差が大きくなっていることがわかります。

男性にスポットを当てると、過半数の人が厚生年金を月額15万円以上受給し、ボリューム層は月額17万円～18万円になります。