物価高が続き、将来への漠然とした不安から、「運用」を考え始めた方も多いのではないでしょうか。

最近はネットで「運用」と検索すると、つみたてNISAの紹介がよくヒットします。目にする機会も多く、SNSでみんながやっているからと飛びついてしまう方も多いようです。

ただし、つみたてNISAはあくまで投資信託等を活用した制度ですので元本保証はありません。

今回はこれからつみたてNISAをはじめる人に向けて、買ってはいけないインデックス投信をご紹介します。

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200本以上あるつみたてNISAの商品

つみたてNISAでは金融庁が厳選した金融商品の中から自分で選び、毎月一定額を買い付けていきます。

金融庁「つみたてNISAの対象商品」(2022年4月26日時点)によると、つみたてNISAの商品は213本もあり、以下のように種類が分かれています。

  • 指定インデックス投資信託:183本
  • 指定インデックス投資信託以外の投資信託(アクティブ運用投資信託等):23本
  • 上場株式投資信託(ETF):7本

出典:金融庁「つみたてNISAについて」

一番本数が多い「インデックス投資信託」は株価指数などのベンチマーク(指標)に連動する運用成績を目指す投資信託のこと。

例えば、米国株式ならNYダウ、世界株式ならMSCI指数、日本株式ならTOPIXや日経平均といった指標があります。

一方、「アクティブ運用投資信託」とはベンチマークを上回る運用成績を目指すもので、手数料も高めに設定されているのが特徴です。

では、つみたてNISAで運用中の方はどちらのタイプを選んでいるのでしょうか。金融庁の「NISA 口座の利用状況調査(2021年6月末時点)」によると、つみたてNISAで実際に買付された商品別の割合は下記の通りです。

  • インデックス投資信託…80.8%
  • アクティブ投資信託…12.9%
  • ETF…0.02%

投資対象の8割を占めるのがインデックス投信。この割合からみても、初心者の方が始めやすいのはインデックス投信であるといえますね。

しかし、インデックス投信ならどれでもOKというわけではありません。ここからは「選んではいけないインデックス投信」の4つの特徴をお伝えしていきます。