野村総合研究所の資料によると、純金融資産保有額が1億円以上5億円未満の方を「富裕層」、5億円以上を「超富裕層」と分類しています。
富裕層だけをピックアップすると124万世帯のため、全体に占める割合は約2%となります。(124/5402.3(全世帯合計)=2.29%)
ちなみに、同資料は2019年の調査であるため、その後の世界株価や不動産価格が高騰したことをふまえると、富裕層の割合は増えているかもしれません。
ただし、1億円あったとしても、使ってしまえば当然無くなるのがお金です。
筆者が証券会社の勤務時代に関わってきた富裕層の方でも、すべての生活水準を上げるのではなく、「価値のあるものに対してお金を使う」という目的がはっきりしている方が多くいらっしゃいました。
支出と節約を上手に使い分けていたからこそ、着実に資産が増えていらっしゃるのだなと感じたものです。
今回は、富裕層となる方はどのようなことを考え行動しているのか、そのポイントをくわしく見ていきましょう。