3. 70歳代の貯蓄を老後2000万円問題から考える
先述の通り、70歳代の貯蓄は平均で2000万円を超えることがわかりました。 2000万円という金額は、過去に話題になった「老後2000万円問題」に相当します。
これは、金融庁が2019年に発表した報告書で「老後の生活費として年金以外に2000万円を準備しないと、生活費が足りなくなるのではないか」という趣旨の内容でした。
しかし、この2000万円については、賃貸住宅に住む人の家賃や介護費は含まれていません。
すなわち、老後も家賃支払いが必要な人や、家族に介護の面倒をかけたくない人は、2000万円以上が必要となるでしょう。
できるだけ早く、あなた自身で老後資金を準備することが大切です。