2. 70歳代以上世帯の平均貯蓄額と負債額はいくらか

ここからは、70歳以上・二人以上世帯の平均貯蓄額を確認していきます。さらに、負債額も合わせて見ていきましょう。

2.1 70歳以上世帯の貯蓄と負債

  • 貯蓄現在高:2318万円
  • 負債現在高:86万円

全世代の平均貯蓄額1880万円を大きく超える結果となりました。「高齢者はお金持ち」という見方は正しいのかもしれません。

また、負債額も86万円にとどまります。全体平均の567万円を大きく下回る結果となりました。

貯蓄から負債を引いた「純貯蓄額」は2232万円となっています。

50代になるまでは貯蓄額より負債額が大きいのですが、70歳以上は純貯蓄でも2000万円を大きく超える結果となりました。

2000万円と聞くと、2019年に話題になった「老後2000万円問題」を思い出す人もいるでしょう。そこで次からは、老後2000万円問題を振り返ります。