おわりに
公務員は安定しているというイメージに加え、土日がしっかり休めると考える方も多いです。
近年では結婚相手として給与以外に「ワークライフバランス」を重視する人も多く、こうした背景から公務員は根強い人気があります。さらに、親が子どもに就いてほしいと思う職業でも公務員は常にランクインしています。
一方で、受験資格を見る限り年齢や最終学歴以外には公務員特有の目立つ条件はありません。一定条件を満たせば誰でも受給資格があることから、学力次第とも言えますね。
ただし、大学卒が60%以上を占めます。給与形態では高卒と大学卒とで差があるので、大学以上の学歴は目指したほうが安定できるとも言えます。公務員を目指す場合、それなりの学費を覚悟する必要があるといえますね。
将来のプランを考えつつ、教育費とのバランスを保つ必要がありそうです。
参考資料
- リスクモンスター株式会社「第12回この企業に勤める人と結婚したいランキング」
- 「国家公務員採用 総合職試験(院卒者試験・大卒程度試験)受験案内」人事院
- 「国公私立大学の授業料等の推移」文部科学省
- 「2021年度学生納付金調査結果」文部科学省
- 「私立大学等の令和3年度入学者に係る学生納付金等調査結果について」文部科学省
- 「私立専門学校初年度納付金平均額(東京都)」公益社団法人東京都専修学校各種学校協会
- 人事院勧告「令和3年(2021年)国家公務員給与等実態調査」
太田 彩子