トヨタ自動車の健康保険組合の付加給付、具体例で紹介

健康保険組合の給付内容は、協会けんぽよりも独自性があります。今回は、トヨタ自動車健康保険組合の具体例をいくつか紹介します。

傷病手当金・傷病手当金付加金

病気やケガが原因で業務を休むとき、法定給付(法律で定めた給付)と付加給付(トヨタ健保独自給付)をあわせた額が支給されます。給付額は、「標準報酬月額の3分の2+付加給付=標準報酬月額の80%」となります。

支給期間は、法定給付の1年6ヵ月を大きく超え、最大3年となります。ただし、2年6ヵ月を超え3年の期間の給付額は40%となります。

出産手当金・出産手当金付加金

出産を理由として業務を休むとき、法定給付(法律で定めた給付)と付加給付(トヨタ健保独自給付)をあわせた額が支給されます。

給付額は、「標準報酬月額の3分の2+付加給付=標準報酬月額の80%」となります。

不妊治療に要した治療の一部補助

給付金の適用を受けるには条件がありますが、該当すれば、補助金が受けられます。

治療用メガネ・コンタクトレンズ

扶養家族の0~8歳の子どもが対象となり、小児の弱視、斜視などで、治療用メガネ及びコンタクトレンズを購入した場合に、給付が受けられます。

上記以外にも、手厚い付加給付があるのが特徴です。

まとめ

健康保険の保障の手厚さを順番に並べると、

  1. 健康保険組合(社保)
  2. 協会けんぽ(社保)
  3. 国民健康保険(国保)

になります。転職などで保険者が変更になる際は、保障内容を確認しておきましょう。

参考資料

舟本 美子