定年後の支出の変化とは?現役世代と比較

実際に、現役の時代と定年後では支出の内容が異なります。

現役世代では、住宅ローンの返済が残っているケースもありますし、スーツやワイシャツ、ネクタイなどの被服代や、会社員の交際費や食費がかかります。さらに、子どもが大学生などの場合は教育費用も必要になってくるでしょう。

また、忘れてはいけないのは、現役世代であれば、収入に応じた社会保険料を支払っていることです。

もちろん、定年後の現役世代と同様に必要となる費用もあります。たとえば、食費や光熱費などといった生活費や、住居費などは、定年後も引き続き支払わなければなりません。

ただし、現役時代に必要だった住宅ローンの返済や会社員だからこそ必要だった費用がかからなくなります。負担だった子供の教育費からも逃れているケースもあるでしょう。

定年後には、現役時代に必要だった費用が不要になり、新たに定年後だからこそ発生する費用に切り替わる点を理解しておくことが大切です。