老後に向けた投資・資産運用を
老後資金の準備は、ライフプランを考える上で最も難しいと言えます。
その理由は、マイホームや教育資金といった大きな資金準備が求められ、「老後のことまでお金の余裕が回らない」と先延ばしになってしまいがちであること。また「老後何歳まで生きるか分からない」中で具体的な金額が存在しないことなどが挙げられるでしょう。
仮に、30歳の方が65歳までの35年間で老後資金2000万円を貯金だけで準備しようと思うと、毎月5万円程度の貯金をしていく必要があります。
お子さんがいたり、扶養者がいたりする方にとっては、老後のためだけに毎月5万円の貯金をしていくのは、かなりの負担となります。
上記のように貯蓄で迷われている方は、資産運用も取り入れることを検討してみてはいかがでしょうか。
確かにリスクはありますが、投資信託の仕組みや運用のポイントをしっかり押さえれば、高いリターンを充分に狙っていけるでしょう。
マイホーム資金や教育資金でお金がかかる中だからこそ、少額でもスタートさせることで老後資金も並行して準備をしていけます。
「先見の明」を持って余裕のある資産準備をすることで、安心した老後を迎えられるようにしていきましょう。
参考資料
執筆者
防衛大学校、デザイン専門学校卒業後、大手ハウスメーカーを経て、2012年プルデンシャル生命保険株式会社に入社。8年間、個人営業に携わり卓越した営業成績を残す。営業管理職として採用や部下の育成に尽力し、社内研修ではパネラーに選抜される。社外セミナー講師経験あり。表彰歴多数、2015年度MDRT会員。その後、株式会社GA technologiesに入社、不動産営業を経験後、現在は個人向け資産運用のサポート業務に従事。住宅購入のアドバイスから老後の生活設計まで、人生にかかるお金の相談を強みとしている。証券外務員1種を保有。
監修者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
LIMO編集部記者/編集者/元公務員
京都教育大学卒業。株式会社モニクルリサーチが運営する、くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMO編集部において、厚生労働省管轄の公的年金制度や貯蓄、社会保障、退職金など、金融の情報を中心に執筆中。大学卒業後は教育関連企業での営業職を経て、2010年に地方自治体の公務員として入職。「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」「福祉医療」等の業務に従事した。主に国民健康保険料の賦課、保険料徴収、高額療養費制度などの給付、国民年金や国民健康保険への資格切り替え、補助金申請等の業務を担う。特に退職に伴う年金や保険の切り替えでは、手続きがもれることで不利益を被ることがないよう丁寧な窓口対応を心がけた。その後、保険代理店にてマーケティング業務に従事。保険料比較サイトの立ち上げに参加した。乗合保険会社の商品ページだけでなく、保険の知識を普及するためのページ作成にも参加。ニ種外務員資格(証券外務員ニ種)保有。小学校教諭一種免許、幼稚園教諭一種免許、特別支援学校一種免許取得。
はたらく世代のお金の診断・相談サービスを行うマネイロでは、「【計算例付】厚生年金保険料はどのように決まる?ケース別算出方法や受給額を解説」など、お金や年金制度にまつわる記事を発信中。京都府出身。(2024年9月4日更新)