経済力があることは有利だが

経済力と教育格差に関する話で取り上げられることが多いのが「中学受験」です。私立中学に通わせたいと考えた場合は、公立中学とは異なり大まかに以下の教育費がかかります。

  • 入学金
  • 授業料
  • 学校施設費
  • 修学旅行費(公立より高く、海外研修の場合もある)
  • 通学費
  • 昼食費

公立中学校よりも教育費がかかることを十分理解した上で、中学受験に臨みます。さらに、志望校への合格を手繰り寄せるには中学受験に特化した進学塾に通うことが定番です。

小学4年生クラスがスタートする小学3年生の2月入塾が一番多く、そこから塾代が発生することになります。

私立中学入学でもお金がかかりますが、それ以前から通塾費用という教育費を払い続けることになります。中学受験に挑戦するには、事前に「教育費を出せる」と判断できるだけの経済力が必要になってきます。

しかし、中学受験の主役は小学生です。高校受験や大学受験と違い一人で勉強スケジュールや模試の管理など処理できることは出来ず、親の関わりも大切です。

単に経済力の有無で合否が決まるほど簡単なものではありません。