高齢者はどんな生活をしているの?持ち家率や負債とは
では、高齢者の生活について見ていきましょう。同資料によると、高齢者の持ち家率と、負債金額は以下の通りとなっています。
<世帯主の年齢階級別持ち家率>
- 60~69歳:93.1%
- 70歳~ :93.2%
<世帯主の年齢階級別1世帯当たりの負債>
- 60~69歳:242万円
- 70歳~ :86万円
60歳以上の場合、90%以上の方が持ち家に住んでいます。持ち家の場合、修繕費等がかかる場合もありますが、毎月の家賃がかからないため、高齢期の出費を抑えることが可能です。
また、負債額は70歳以上は86万円と、日本のどの世代と比べても最低額となっています。
計画的にローンなどを返済し、高齢期は負債を少なくして、経済的にも精神的にも安定した生活を送ってる人が多いと考えられます。
さらに、高齢者白書によると「経済的な暮らし向きについて心配がない」と答えた65歳以上の人の割合は68.5%に上ります。
高齢者の約7割は、生活に大きな不安を持たずに暮らすことができている、日本の安定した高齢者の生活が分かります。