世界経済を揺るがした新型コロナウイルスの感染拡大により、消費が冷え込み早2年。

内閣府の調査する「家計可処分所得・家計貯蓄率四半期別速報」によると、日本の貯蓄率は2020年3月~2021年4月の期間で13.1%となっています。

これは前年と比べ+10%以上も上昇しているだけでなく、1994年度の12.1%を超える過去最高水準に達しています。

とはいえ貯蓄が増えているのは高所得世帯にかたより、低所得世帯では支援策の現金給付が生活を支えているという面も。

本稿では、シニアライフの命運をわける「60代のお金事情」について考えてみましょう。