4. 早めにコツコツと準備しよう
老後資金の準備をする方法として、一つは毎月公的年金以外に受給できる仕組み作りをしておくと良いでしょう。国民年金のみの方は、国民年金に上乗せされる国民年金基金に加入する方法もあります。他には、iDeco(個人型確定拠出年金)や個人年金保険などで準備する方も増えています。
毎月入ってくるお金を準備するのとともに、預貯金も用意しておきたいところ。ある程度まとまった預貯金が用意できたら、資産運用で「お金を育てる」のもいいですね。たとえばつみたてNISA制度を利用すれば、基本的には長期的に毎月コツコツと購入するものなので、リスクを抑えながら運用もできます。
仕事に育児にと忙しいとお金について調べる時間もないですが、今はインターネットで調べたり、無料動画で学んだり、オンラインセミナーに参加したりするなど、情報収集の方法も多彩です。便利なものを活用しながら、自分の老後のための準備をはじめてみましょう。
参考資料
- 厚生労働省年金局「令和元年度厚生年金保険・国民年金事業年報」
- 日本年金機構「『ねんきん定期便』の様式(サンプル)と見方ガイド(令和3年度送付分)」
- 日本年金機構「『ねんきんネット』とは?」
- 厚生労働省「医療費の自己負担」
- LIFULL介護「老人ホームの費用相場」
- 厚生労働省「医療保険に関する基礎資料(2020年度)」
宮野 茉莉子