6. 不動産投資「利回り」だけでなく需要もポイント

そして利回りとともにしっかり確かめておきたいのが、不動産投資の基本である空室になりにくいかどうかです。いくら高い利回りを掲げていても、空室になってしまえば収益は発生しません。

地方に行くと物件価格が安めになり、中には高い利回りの物件も出てきます。しかし仮に賃貸需要を支える地域の企業が撤退してしまえば、一気に空室だらけになるリスクがあります。

そのため首都圏のように賃貸需要が下がりにくい地域の物件を選んだ方が、利回りが多少低くても安定して収益が生まれることが期待できます。

7. 不動産投資は「本当に役立つ利回り」を確かめるべき

不動産投資の物件購入では広告にある表面利回りだけでなく、現実の収益に近い実質利回りや現行利回りも基準にしたいところです。

しかし実質利回りなどは物件ごとの違いが大きいため、検討する物件を管理する管理会社などに直接確かめる必要があります。そうした一手間を惜しまないことが、投資の失敗を防ぎやすくすると言えるでしょう。

参考資料

武井 利明