不動産投資の利回りとは、投資した額に対してどれくらいの収益が得られるかを示す割合です。この利回りが高いほど多くの収益が得られる可能性が高く、物件購入では重要な判断材料になります。
しかしこの利回りにはいくつか種類があり、よく理解したうえで見るようにしないと、購入した物件が思ったより利益を生まないという事態になりかねません。
そこでこの記事では不動産投資の利回りの種類や特徴、そしてリスクを回避しやすくする利回りの見方をお伝えします。
1. 不動産投資「表面利回り」は収益のみで計算
代表的な利回りには「表面利回り」と「実質利回り」の2種類があります。表面利回りは、投資元本と年間の家賃収入のみで次のように計算します。
- 表面利回り(%)=年間家賃収入÷投資元本×100
投資物件のネット広告や不動産会社の物件資料に掲載されているのは、一般的にこの表面利回りです。