2. 地方公務員の退職金制度とは
地方公務員の退職金は、「国家公務員退職手当法」に準じて支払われます。その基本算定構造は、以下の通りです。
- 退職手当額 = 基本額 + 調整額
- 基本額 = 退職日給料月額 × 退職理由別・勤続年数別支給率
- 調整額 = 調整月額のうちその額が多いものから 60 月分の額を合計した額
基本額を算出する際の「支給率」は、勤続年数と退職理由によって異なります。60代で定年を迎えるケースを想定した「勤続年数45年、定年・勧奨」の場合だと、支給率は「59.28月」となります。
基準を見る限り、安定した退職金の形態だと感じるのではないでしょうか。