4. 【国民年金】受給要件と加入期間が短い場合の平均額

公的年金は受給要件が定められています。

  • 国民年金:保険料納付済期間と保険料免除期間などを合算した受給資格期間が10年以上ある
  • 厚生年金:厚生年金の加入期間が1ヵ月以上ある

きちんと保険料を払うことが大切なのですね。

では、加入期間が短いケースについて、厚生労働省の資料より「資格期間25年未満」を国民年金から確認します。

出典:厚生労働省「令和2年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」

4.1 受給権者数

  • 「老齢年金・25年以上」:3328万人
  • 「通算老齢年金・25年未満」:94万人

出典:厚生労働省「令和2年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」

4.2 平均月額

  • 「老齢年金・25年以上」:5万6252円
  • 「通算老齢年金・25年未満」:1万9280円

国民年金の加入期間が短い方は少ないですね。自営業やフリーランスの方は経済的に厳しくなると未納にしてしまう場合もあるでしょう。

しかし平均月額をみると分かる通り、半分以下になってしまいます。

支払いが厳しい場合には「国民年金保険料の免除制度・納付猶予制度」の申請をおこなうことをおすすめします。

上記の制度が利用できるか、まずは最寄りの年金事務所等で相談しましょう。