6. 公的年金のメリット3つと老後の備え方
「年金はあてにできない」と言われても、やはり老後生活の柱は「公的年金」です。
公的年金には以下のようなメリットがあります。
- 受給開始から生涯受け取れる
- 障害年金がある
- 遺族年金がある
生涯にわたって受け取れる終身年金であることは、公的年金の大きなメリットです。
また障害年金や遺族年金など、万が一のことがあった際の備えにもなります。
国民年金が支払えない場合には、「国民年金保険料の免除制度・納付猶予制度」を利用すれば、基本的に受給資格期間へ参入されます。
また、余裕ができれば追納も可能です(追納できるのは10年以内です)。
厚生年金については順次、適用条件が広がっています。
2022年10月には被保険者(短時間労働者を除く)の総数が常時100人を超える特定適用事業所に勤め、雇用期間が2カ月を超えて見込まれることなどの一定要件を満たせば、加入できるようになります。
公的年金のメリットをおさえ、活用すると良いでしょう。
ただ私的年金(iDeCoや個人年金保険など)や貯蓄などで、年金以外に備える必要もあります。
公的年金で老後生活の柱を固めたら、他の貯蓄などで早いうちから老後に備えていきましょう。
参考資料
宮野 茉莉子