効率よく貯蓄を増やすために
貯蓄4000万円の割合について見ていきました。
全体的には4000万円を保有する世帯が12.8%いるものの、年収や年代でも異なることがわかりました。
一方で、年齢を重ねたり、高収入であったりする人でも「貯蓄300万円未満」という割合は一定数います。
こうした差は日々のお金に対する姿勢からでも生まれやすくなります。貯蓄を増やそうと考えると、一番に思い浮かぶのは「支出の削減」かもしれません。
しかし無理な節約は続かないどころか、リバウンドの危険性もあります。まずはムダな出費がないか洗い出し、無理なく抑えられる費目を探してみましょう。
また「スマホ代」や「保険料」など定額で支払う固定費も、安いプランに切り替えることが大切です。使っていないサブスク代や、家族でまとめられる会費などを洗い出すのも効果的です。
さらに忘れてはいけないのが、「お金の貯め時」を知ること。
勤労世帯では貯蓄額が低い傾向にあることがわかりましたが、同じ勤労世帯であっても「貯め時」は違います。子どもが小学校低学年になるまでなど、「今はしっかり貯める時期」というポイントを把握しておかなければ、後からリカバリーがききにくくなります。
こうした一つひとつのマネープランとじっくり向き合うことで、貯蓄を増やす努力を始めてみましょう。
参考資料
太田 彩子