3. お金を「シフトする」という発想も
最近では、新型コロナウイルスの猛威がなかなか収まらない状況の中で、「強制貯蓄」という言葉も生まれています。これらをふまえると、多くの方が「現在(いま)は」貯蓄が増えている状況かもしれませんね。
このようなお金の一部を「現在(いま)から」「老後」へシフトしてみることを検討してみてはいかがでしょうか。
つまり、資産運用を活用しながら効率よくお金を増やしていくことです。
資産運用のポイントのひとつとして、「運用期間をできるだけ長くとること」が挙げられます。時間を味方にすることで、リスクが軽減され、リターンが安定してきます。
老後のお金対策を早めに意識していくことで、定年退職後の過ごし方の選択肢がひろがるかもしれません。悠々自適なセカンドライフを楽しむための、大切な準備の一つといえるでしょう。
お金のプロへの相談も必要に応じて活用しながら、資産運用のはじめの一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。
参考資料
- 金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和2年)」
- 金融審議会 市場ワーキング・グループ報告書「高齢社会における資産形成・管理」
- 公益財団法人生命保険文化センター〈「生活保障に関する調査」/令和元年度〉
- 佐藤雄基(LIMO)「40代~50代世帯の平均は?『働き盛り』みんなの貯蓄事情」
吉田 奈都子