子どもの教育費を貯める方法
小さい頃からお金をかけてあげたいと思う一方で、子どもが大学を卒業するまで、多額の教育資金がかかります。
0〜6歳の子どもの幼児教育ももちろんですが、その後は中学受験、高校受験、大学受験を目指し、塾に通ったり、私立の学校に進学する場合もあるでしょう。子どもが経済的に不自由なく勉強に励むためには、ある程度のお金を準備しておく必要があります。
さらに、お金と教育には、「親の世帯年収が高いと、子どもの学力が高くなる」という関係性があります。
お茶の水大学では、小学6年生と中学3年生の国語と算数(数学)の成績と、世帯年収の関係について調査を行いました。これによると、小6、中3ともに、またすべての教科や問題において、おおむね世帯収入が高いほど子どもの学力が高い傾向が見られました。
そのため、子どもが生まれた段階で、将来の子どもの教育費についてのマネープランを立てることが重要です。
貯蓄する方法として、一番確実なのは「先取り貯蓄」です。
お給与が振り込まれた段階で、まず月5万円を目安に子どもの貯金用口座にお金を移してしまいましょう。月5万円の貯金を行うと、20年間で「1200万円(5万円×12ヶ月×20年間)」の教育費が準備できることになります。
日本の場合、すべて公立の学校に通っても、学費は1000万円くらいかかると言われています。まずは、この1200万円をひとつの目標とすると分かりやすいでしょう。毎月きちんと貯金ができるように、その他の支出も見直すことが大切です。