乗る車両モデルを「選ぶ」のも幸せ
路面電車の全ての路線・全ての駅をコンプリートして富山駅に降り立ち、さあ海産物でも買って帰ろうとしたら、鉄道好きの随行者が「あの車両に乗ってない」と小声で呟きました。見れば、風情あふれるレトロな車両が駅前で入線待機しているではないですか。
「車両モデルを選ぶ」という選択行動もまた、移動満足度に影響しています(折角なので乗りました)。
そんなこんなで、すっかり思考の「鉄分」が上がってしまいましたが、できれば血中の鉄分上昇の方がありがたいということで、現地ではせっせとホタルイカも食しました(ホタルイカ、大漁だそうです)。
参考資料
第一生命経済研究所 宮木 由貴子
執筆者
第一生命経済研究所
取締役/ライフデザイン研究部長/主席研究員
慶応義塾大学総合政策学部卒。社会の変化や生活の多様化による消費スタイル・消費者意識の変化やコミュニケーションの課題などの研究に従事するほか、これらの知見を活かし、自動運転技術の社会実装に向けた社会的受容性の醸成に向け、経済産業省・国土交通省・内閣府などの委員会委員や受託研究等に従事し、全国での講演や執筆活動を展開。その他、金融庁、消費者庁、東京都の委員会委員や、企業の諮問委員等を務める。著書に『「幸せ」視点のライフデザイン』(共著、東洋経済新報社 2021年)、『人生100年時代の「幸せ戦略」』 (共著、東洋経済新報社 2019年) 、『「人生100年時代」のライフデザイン 団塊ジュニア世代から読み解く日本の未来』 (共著、東洋経済新報社 2017年) など。事業者団体である一般社団法人日本ヒーブ協議会において第38・39期代表理事(2016年・2017年度)を兼任。令和2年度消費者支援功労者表彰「内閣府特命担当大臣表彰」受賞。消費生活アドバイザー。2級FP技能士。