モビリティが地域の満足度に及ぼす影響
今日、MaaS(Mobility as a Service)という形でのモビリティ提案がなされています。
国土交通省によるとMaaSとは「地域住民や旅行者一人一人のトリップ単位での移動ニーズに対応して、複数の公共交通やそれ以外の移動サービスを最適に組み合わせて検索・予約・決済等を一括で行うサービスです。
観光や医療等の目的地における交通以外のサービス等との連携により、移動の利便性向上や地域の課題解決にも資する重要な手段」とされています。少々定義が長いですが、つまりは多様な移動手段を一括で使えるようにし、利便性を高めるものといえます。
地域における人の移動は血液に似ています。ドロドロ(渋滞)でも貧血(人やモビリティが足りない)でもダメで、適度に流れていることが重要です。
こうした中、移動手段が多様で「選択が可能」であることは、地域の満足度を高めると考えられます。
人の幸福感に影響する要素として「自己決定」というものがあり、「自分で選べる」ということは、人の満足度に大きく影響するとされています。移動においても同様に、様々な交通機関から自身のニーズに合わせて「選べる」ことは移動の満足度向上に影響しているといえるでしょう。