4. Google Scholarは「論文をまず検索する」のには役に立つ
結論として、Google Scholarは「論文をまず検索する」のには役に立ちますが、使いこなすには癖を把握しておく必要があります。また、論文を使ってレポートを書く場合は、そのレポートで活用できるかどうかを判断するために「論文を読む」ことをしないといけないため、検索すれば終わりではありません。
経験上、レポートや卒業論文で活用できる論文は、検索結果で「良さそう」と思って残したものの中から半分くらい残れば良い方でした。今回の「カノコスズメ」のように比較的珍しいキーワードの場合、日本語論文だけでは情報が足りないので、英語論文も読んでいく必要があります。
このように考えると、レポート執筆・調査の手間を大幅に効率化するのは難しいと言えるかもしれません。
参考資料
- Google Scholar「カノコスズメ」
- CiNii「カノコスズメ」
- Google検索「カノコスズメ」
- Google Scholar「owl finch」
- CiNii「owl finch」
- Google検索「owl finch」
- MDPI” Language Bias in the Google Scholar Ranking Algorithm”
- 北海道大学「小鳥の種によって歌が異なる原因に関わる遺伝子群を同定 ~どのようにして小鳥は種によって違った歌を歌うようになったのか?~」
當瀬 ななみ