3. 「大学のプレスリリース」も調査の役に立つ

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論文検索サイトを使うほかに、Google検索で少し工夫する方法もあります。例えば、各大学のプレスリリースに着目して検索するという方法です。

カノコスズメで同様のことを行うと、” Transcriptional regulatory divergence underpinning species-specific learned vocalization in songbirds(鳴禽類ソングバードにおける種特異的な歌に関わる遺伝子発現制御の相違)”という論文が公開された、という北海道大学の2019年のプレスリリースがヒットしました。

これは、近縁種であるカノコスズメとキンカチョウからハイブリッド個体を作り、その個体を対象にして「歌を歌うための遺伝子」の特定に成功したという内容の論文です。

この論文タイトルには”owl finch”という語が含まれないので、owl finchでは検索できません。ただ、プレスリリースには論文の説明のために「カノコスズメ」というキーワードが含まれているので、検索で見つけることができるのです。

このように、レポートに使う論文を見つけるためには、「論文に関連するページを検索する」というアプローチも有効です。

なお、上記のプレスリリース内には、カノコスズメとキンカチョウの間にその「ハイブリッド個体」が並んでいる参考図があり、その写真が何とも言えない可愛らしさにあふれているので、フィンチ類を飼っている筆者としてはお気に入りの写真の一つです。