60代、年金だけで生活する世帯は何割いるのか
少し前の資料になりますが、厚生労働省の「2019年 国民生活基礎調査」を参考に、年金だけで生活されている世帯を確認しましょう。
公的年金と恩給のみで生活する世帯は48.4%です。半数には届いていないため、60歳以降も貯蓄を取り崩したり、働いたりして生活する世帯が多いことがわかります。
高齢者世帯の所得の種類別・平均年間所得金額も確認します。
総所得 312万6000円
- 稼働所得 72万1000円(23.0%)
- 公的年金・恩給:199万円(63.6%)
- 財産所得 20万4000円(6.5%)
- 年金以外の社会保障給付金 1万8000円(0.6%)
- 仕送り・企業年金・個人年金・その他の所得 19万4000円(6.2%)
総所得の中で公的年金・恩給が年199万円、月に換算すると平均約16万円。稼働所得が年72万1000円。月換算で平均約6万円を働いて上乗せしているという結果になりました。
やはり生活のためには年金以外に、働く必要があるようです。