受験生にとって、夏休みは合否を左右する重要なポイントだと言われています。

今回は、中学受験や大学受験のために必要な「夏期講習」にかかる費用についてご紹介します。受験に向けて必要となるお金の貯め方についても、一緒に考えていきましょう。

中学受験と大学受験の現状

まずは中学受験と大学受験の現状についてみていきましょう。

<中学受験>

日本は、少子化にも関わらず、特に都市部を中心に中学受験熱が過熱しているようです。

最近では、子どもを産む親の年齢があがり、高齢出産の割合が増えています。子どもが受験する年齢では両親の所得も上がっており、経済的に少し余裕があるため、中学受験を目指すことも可能となってきているとも理由の1つとして考えられます。

さらに少子化が進み、子ども1人にかけられるお金が増えていることも、中学受験する子どもが増えている原因として考えられます。

<大学受験>

文部科学省の資料より、ここ数年の高校の普通科卒業生の傾向を見ると大学と短大進学率は約60%となっています。

少子化や新型コロナウィルスの影響もあり、今後、大学受験者数は多少増減することも考えられます。また、少子化が進み、大学全入時代が来るとも言われていますが、実際は難関校と言われるような大学に進学するためには、予備校に通うなどしっかりとした対策が必要です。

大学を目指す人の中には、浪人をして、受験に再トライする人もいます。その場合、模試や通塾など、予備校に通う費用などは2年分かかってしまうケースもあります。