2. 賞与からも厚生年金保険料は天引きされる
6月や12月の賞与(ボーナス)からも、厚生年金保険料は天引きされます。計算方法は次の通りです。
賞与の保険料額:標準賞与額×保険料率(18.3%)
標準賞与額とは、実際の税引き前の賞与の額から千円未満の端数を切り捨てたもので、支給1回につき、150万円が上限となります。ただし1年に4回以上支払われるボーナスは対象外となる※ため、上限は150万円×3回の支給となるでしょう。
賞与がこちらを超えても、負担する保険料額に変化はありません。
※年4回以上支給される賞与については、標準報酬月額の対象となる報酬とされます。
先程、月収30万円×12=年収約360万円(ボーナスなし)の場合、月額の保険料は2万7450円だとわかりました。
今度は月収30万円、賞与60万円×2の年収480万円の場合で試算しましょう。
月収にかかる保険料は月額2万7450円、賞与にかかる保険料は各5万4900円です。年間合計保険料は、43万9200円となりますね。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
LIMO編集部記者/編集者/元公務員
ニ種外務員資格(証券外務員ニ種)保有。小学校教諭一種免許、幼稚園教諭一種免許、特別支援学校一種免許取得。
京都教育大学卒業。株式会社モニクルリサーチが運営する、くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMO編集部において、厚生労働省管轄の公的年金制度や貯蓄、社会保障、退職金など、金融の情報を中心に執筆中。大学卒業後は教育関連企業での営業職を経て、2010年に地方自治体の公務員として入職。「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」「福祉医療」等の業務に従事した。主に国民健康保険料の賦課、保険料徴収、高額療養費制度などの給付、国民年金や国民健康保険への資格切り替え、補助金申請等の業務を担う。特に退職に伴う年金や保険の切り替えでは、手続きがもれることで不利益を被ることがないよう丁寧な窓口対応を心がけた。その後、保険代理店にてパートとしてマーケティング業務に従事。保険料比較サイトの立ち上げに参加した。乗合保険会社の商品ページだけでなく、保険の知識を普及するためのページ作成にも参加。専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』でも記事を執筆している。京都府出身、滋賀県在住。(2026年6月26日更新)