塾のスタイルによって月謝は様々

一口に「塾」といっても、形態や塾によって集まりやすい児童生徒の成績は異なります。「先生一人に生徒一人」の個別スタイルと、「一人の先生が20人を教える集団形式」とでは、塾生の月謝は前者の方が高くなります。

また、中学受験でも高校受験でもトップ校を目指す子が集まる塾では使用するテキストも難しく、さらに授業で分かりやすく説明する先生の技量も求められるため、相対的に月謝は高くなりがちです。

さらに、長年自宅などで運営している地元密着型の塾と全国展開している塾とでは、全国展開している大手塾の方が人材費もかかるため、月謝は高くなります。

大手塾の場合、人件費以外にも校舎を出す場所は子どもの数が多く教育熱の高い地域、その地域の中心部であることが多く賃料もかかります。「塾」であっても授業形態や経営母体により月謝の違いがどうしても出てしまうのです。

そして、学習系の習い事では学年が上がると月謝も高くなる傾向があります。

入塾した時は安いと感じても、受験学年に近づくとどんどん金額が高くなることは入塾をする上で絶対に外せないポイントです。

必ず学年ごとの設定月謝を確認し、「受験学年でも無理なく通塾させられるかどうか」を見極めてください。

塾に通っていると通常の月謝以外にも費用が発生することがあります。

  • 季節講習会
  • 模試代金
  • 教材費

とくに大きな負担となるのが季節講習の費用です。受験学年になると、講習会の日数も多く他の学年よりも高額になります。個別形式の場合は授業のコマ数を増やすため、やはりいつも以上に家計への負担が大きくなります。

教育機関と言っても、塾は利益を出さなければいけない民間企業です。塾の提案をそのまま受け取らず、本当に必要かどうか考えてみることも必要です。