子育て世代の貯蓄額と負債額、持ち家率も確認

各年代の貯蓄額と負債額は以下の通りでした。

出典:総務省統計局「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2021年(令和3年)平均結果-(二人以上の世帯)」と「家計調査報告 家計収支編 2021年(令和3年)平均結果の概要」をもとに筆者作成

年代別の貯蓄額では、「20歳代414万円、30歳代772万円、40歳代1134万円、50歳代1775万円」と年齢が上がるつれて、貯蓄額は順調に増加。

同様に負債額も見てみると「20歳代814万円、30歳代1464万円、40歳代1179万円、50歳代652万円」と30歳代をピークに負債額は減少しています。

「平均貯蓄率」とは、可処分所得(手取り収入)に対する貯蓄純増の割合のことをいい、年代別の平均貯蓄率では20歳代が41.2%と最も高く、30歳代38.2%、40歳代35.4%、50歳代34.2%と、年齢が上がるにしたがって低くなっています。

同時に、貯蓄純増額も見てみると「20歳代17万9378円、30歳代18万1898円、40歳代18万7101円、50歳代18万7662円」と、実は年齢による金額差はほとんどありません。

言い換えれば、年齢が上がり収入が増えた分は、貯蓄に回っているわけではないということになります。