ボーナスの支給額や仕組みは企業によって異なる

ボーナスの支給額は企業によって異なるため、同じ産業であっても差があります。また夏季賞与が高い企業もあれば、年末賞与の方が高い企業などさまざまです。

ただし、ほとんどの場合「基本給」をもとに算定されることは共通します。毎月の固定給として、基本給の他に「役職手当」や「資格手当」などが上乗せされている方もいるでしょう。

ボーナスでは「基本給」をもとに算定するので、同じ「月収30万円」の人でも「基本金30万円」の人と「基本給27万円+資格手当3万円」の人では、ボーナスの額が変わります。

また人事評価によって加算・減額されることもあるため、個人差が出ると捉えておきましょう。

ボーナスからも天引きされる税金と保険料

仮にボーナスが平均並の63万円だったとしても、それが手取りになるわけではありません。

毎月の給与と同じように、税金と社会保険料が天引きされるのです。税金とは所得税のことで、額面に対して定められた率が控除されます。

毎月の給与からは住民税も天引きされますが、ボーナスからは天引きされません。住民税は前年の所得に応じて決まった額を12に割って納めるため、ボーナスには影響しないのです。

また社会保険料とは、主に健康保険料や厚生年金保険料を指します。

住宅ローンなどでボーナス払いを設定している方や、月々の赤字をボーナスで補填している方もいるでしょう。

税金や保険料が控除されることを想定し、しっかり計画を立てることが重要です。