自営業やフリーランスの方にとって、毎月の家計に響くのが「国民健康保険料」です。医療費の負担を抑える心強い制度である一方、月々の支払いはかなりの金額になることも。
こちらに加え、自営業者は国民年金保険料を毎月1万6590円支払わなければなりません。年金保険料は一律ですが、国民健康保険料は所得や家族構成で異なります。
いったいいくらの保険料になるのか、不安に感じる方もいるでしょう。
そこで今回は、年収600万円世帯にフォーカスをあて、保険料の目安をお伝えします。
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1. 国民健康保険とは何か
そもそも国民健康保険とは、日本の公的健康保険の1つです。日本は国民皆保険制度をとっているため、誰もが何らかの公的保険に加入します。
- 協会けんぽ…中小企業で働く従業員
- 組合管掌健康保険…大企業で働く従業員
- 共済組合…公務員や私立教職員
- 船員保険…船員
- 後期高齢者医療制度…75歳以上(一定の障害がある方は65歳以上)のすべての人
- 国民健康保険…上記以外の自営業やフリーランスの方など
国民健康保険には、会社等に勤めていない自営業の方などが加入します。