ケイトウ

Athichai Chaweesook/istockphoto.com

「鶏の頭」と書くケイトウは、まさにニワトリのトサカのような花を咲かせます。赤やオレンジのビロードのような質感は、見る人に強い印象を与えてくれるでしょう。丈夫で暑さに強く、一年草ですがこぼれ種で増え、翌年も楽しめます。

ほかにも、キャンドルのような穂状の花を咲かせる品種もあります。庭や鉢植えなどには背の低いこのタイプが人気。

近年はオシャレな品種も多く、シックなボルドーやピンク、葉色が赤や黒の品種はカラーリーフとしても重宝します。庭の雰囲気に合わせて選ぶことができますよ。※参考価格:100~300円前後(3号ポット苗)

観賞用トウガラシ

Victor1153/Shutterstock.com

観賞用のトウガラシは、赤や黄、紫の実が可愛らしい品種や、カラーリーフとして人気の斑入りや黒葉の品種があります。

夏の花壇には黒葉のトウガラシなどを入れると全体的に引き締まり、白い花などが引き立って涼しげに見せてくれるのでオススメ。小さな花が咲き、実も次々とつけてくれるので見応えもあります。

一年草ですが、発芽率もよく、実がシワシワになったら収穫して種を採取することも。翌春種まきをすると、再び楽しめます。※参考価格:200~500円前後(3号ポット苗)

まとめにかえて

季節ごとに庭の印象を自由に変えることができる一年草。オシャレで素敵な庭に仕上げるには、庭の雰囲気に応じて、一年草の花色を上手に組み合わせて植えるのがポイントです。

樹木や多年草の花が少なくなってくる初夏こそ、いろんな一年草に挑戦してみるのもいいですね。紹介した草花はどれも寄せ植えや鉢植えにも向くので、ベランダガーデニングにもオススメです。ぜひ夏の庭を楽しんでみてください。

LIMO編集部