60歳以上「働けるうちは働きたい」は約4割

65歳以上の無職世帯はまとまった貯蓄を保有しています。一方で、60歳以降も働く理由はやりがいや楽しみがある方もいれば、生活費や貯蓄のためという方もいるでしょう。

厚生労働省「令和3年版高齢社会白書」によれば、全国60歳以上の男女のうち、働きたい年齢について「65歳くらいまで」が25.6%、「70歳くらいまで」が21.7%、「75歳くらいまで」が11.9%でした。

全体のうち「働けるうちはいつまでも」が約2割です。

出典:厚生労働省「令和3年版高齢社会白書」

一方で、現在収入のある仕事をしている60歳以上のうち、約4割が「働けるうちはいつまでも」働きたいと答えています。この差をみると、生活費や貯蓄のために働きたいと考える方も一定数いると考えられるでしょう。

一昔前は60歳が定年だったことを考えると、想像よりも多い印象を受けたのではないでしょうか。