子育て世帯の雇用者所得は651.8万円
子育て世帯の収入はどうなっているかというと、「2019年国民生活基礎調査」にある児童がいる世帯の総所得は745万9000円でした。
ただ、この数字には、児童手当などの社会保障給付金や不動産からの収入、預貯金・株式などによって生じた利子・配当なども含まれています。
そのため、社会保険料・税金を含んだ給料・賃金・賞与の合計金額にあたる「雇用者所得」でみると、1世帯当たりの平均所得金額は651万8000円です。
ちなみに、国税庁の「令和2年分民間給与実態統計調査」にある男性の年齢階層別平均給与は以下の通り。子育て世帯の平均雇用者所得651万8000円を上回っているのは、50~54歳と55~59歳です。
【男性の年齢階層別平均給与】
- 25~29歳…393万円
- 30~34歳…458万円
- 35~39歳…518万円
- 40~44歳…571万円
- 45~49歳…621万円
- 50~54歳…656万円
- 55~59歳…668万円
ただ、前出の調査結果で、7割以上の女性がパートないし、正社員として働いていることですから、子育て世帯の収入651万8000円という金額は、夫だけの収入と言うより、妻の収入も含まれていると考えた方が良さそうです。