2022年3月27日に公表された日本の経済格差の世論調査について、全体として「深刻だ」と答えた人は「ある程度」を含めて88%に上ったと話題になりました。
これだけ多い割合となるのは日本で年収1000万以上を稼ぐ人たちは、ほんの一握りであるというイメージの表れかもしれませんね。
今回はこの「年収1000万」に焦点を当てて、世帯年収での貯蓄の事情について見ていきます。そして、高所得者ならではの対策が必要となるのかをお伝えしたいと思います。
年収1000万円超は日本でどれくらい?
まずは国税庁の「令和2年分 民間給与実態統計調査」を元に、年収1000万円の方はどれくらいの割合かを見ていきましょう。
年収1000万円超の割合は、全体合計で4.6%(男性合計7.1%、女性合計1.1%)でした。男女ともにごく限られた人が年収1000万円超ということが分かりました。
続いて、世帯年収で1000万円を超える割合はどのくらいなのかを確認してみましょう。