【夫の年収別】30~50代「専業主婦世帯」の割合は?

では次に同資料より、2017年にはなりますが、夫の所得階級別の妻の有業率を見ていきます。

出典:内閣府男女共同参画局「結婚と家族をめぐる基礎データ」

上記より、夫が30代の世帯年収300万円以上について妻の有業率と、そこから無業率の割合を算出します。

夫(30代):妻の有業率(妻の無業率)

  • 300~399万円:72.9%(27.1%)
  • 400~499万円:68.7%(31.3%)
  • 500~599万円:62.6%(37.4%)
  • 600~699万円:56.3%(43.7%)
  • 700~799万円:54.6%(45.4%)
  • 800~899万円:50.8%(49.2%)
  • 900~999万円:49.0%(51.0%)
  • 1000~1499万円:48.5%(51.5%)
  • 1500万円以上:39.7%(60.3%)

30代はまだお子さんが乳幼児から小学生の方が多い年代。子育てに手がかかるため、子どもが小さい間は専業主婦を選ぶ方も多いでしょう。

夫が年収300~500万円台では専業主婦世帯は2~3割ほど。国税庁によれば日本の平均年収は433万円ですが、この年収帯では専業主婦の割合が低いことからも「専業主婦がうらやましい」といわれる理由がわかるでしょう。

夫の年収が600万円を超えると専業主婦は4割を超え、年収900万円で5割になります。

一方で、年収1500万円以上では専業主婦世帯が6割に。4割の女性は夫の収入に関わらず働くようです。

40~50代の女性の有業率はどの年収帯でも同程度で、30代に比べると有業率が高くなっています。この年代になれば子どもに手がかからなくなる一方で、教育費の負担や老後資金もあり働く女性が増えるのでしょう。