先週の8月15日は年金支給日でしたが、年金は隔月で支給のため「あれ、前回と年金額ちがってる?」などと感じる方もいるかと思います。そんな時「自分の年金をどこで確認すれば良いのか」はご存知でしょうか。
この記事では、厚生労働省の最新データをもとに、厚生年金や国民年金の平均受給額を紹介、年金額を知りたいときにどうすればよいかなど解説していきます。
1. 厚生年金と国民年金「みんなはいくらもらっている?」
年金振込通知書を確認すると実際に自分がどれくらい年金をもらえるのかわかりますが、「みんなはいくらもらっているのか」少し気になることもあるかと思います。
ここでは、厚生労働省年金局の「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」を参考にして、ほかの人がどれくらい年金を受給しているのか紹介します。
1.1 厚生年金の平均年金月額
厚生年金を受け取っている人の平均年金月額は、14万6429円です。
※会社員など民間の事業所で雇用されていた人が受給する厚生年金保険(第1号)の年金月額
男女別の平均値は、以下のとおりです。
- 男性:16万6606円
- 女性:10万7200円
このあと紹介する国民年金よりも、厚生年金は受給額の個人差が大きいという特徴があります。また、厚生年金は国民年金に上乗せして支給されるので、国民年金のみを受け取るケースよりも受給額が高くなる傾向があります。
1.2 国民年金の平均年金月額
国民年金のみを受け取っている人の平均年金月額は、5万7584円です。
男女別の平均値は、以下のとおりです。
- 男性:5万9965円
- 女性:5万5777円
厚生年金と比較して、男女差が小さいことがわかります。ただし、受給額が小さくなる傾向がある点には留意したほうがよいでしょう。