株式投資をする上で、配当金を目当てに買う株を考える人もいらっしゃるのではないでしょうか。
確かに、実際にお金が振り込まれると、リターンを実感しやすいです。
しかし、株式投資には「株価の値上がり・値下がり」もリターンに大きく影響を与えます。
今回は任天堂(7974)について、「1年前に100株買った人の、本当のリターン」を見ていきたいと思います。
それではまず、配当金について見ていきましょう。
1. 任天堂の配当金のリターンはいくらか
任天堂の株式を2021年5月10日の終値(62,220円)で買い、持ち続けたとすると、2022年3月期の中間配当と期末配当の計2回を受け取ることができます。
なお、配当基準日を迎えた時点でリターンが確定したとします。
任天堂の2022年3月期の中間配当は620円、期末配当は1,080円(会社予想)となっています。
そのため、100株ベースの配当金のリターンは170,000円とします。
2. 任天堂の株式投資のトータル・リターンはいくらか
2021年5月10日の終値は62,220円で、2022年5月9日の終値は56,220円でした。
100株ベースの株価変動によるリターンは-600,000円でした。
配当金が170,000円ですので、トータル・リターンは-430,000円、-6.9%となりました。
3. まとめにかえて
任天堂の株式のリターンは-6.9%となり、株価下落が響くことでマイナスとなりました。
どのように感じられたでしょうか。
株価や配当金の動向など、今後も注目です。
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石津 大希