まとめにかえて
子育て世帯にとって、悩ましい教育費。教育費の中で最もお金が必要な大学進学費用は、国公立か私立かで大きく異なります。
科目数が増えることで、受験生の負担が増す国公立大学。合格するためには、本人の努力だけでなく、親の経済的なサポートもそれ相応に必要であるといえるでしょう。国公立大学の学費は安くはありますが、子どもにかける教育費全体では、必ずしも安いわけではないとも言えます。
そして、大学共通テストや総合型選抜、学校型選抜など、大学受験を取り巻く環境は変化しています。全入時代とはいえ、行きたい大学に入れるわけではありません。
結局のところ、どこを目指すにしても、目標に向かって早い時期から準備することが1番の近道だといえそうですね。
参考資料
- 株式会社ナガセ「2021 年大学入試 東進生の進学先を調査 国公立大進学のカギは早期スタート 高校入学前スタート者の半数以上が国公立大進学」
- 独立行政法人日本学生支援機構「令和2年度学生生活調査」
- 文部科学省「平成30年度子供の学習費調査」
中野 令子