先取り学習で難関大学受験に対応する中高一貫校
コロナ禍でも勢いが衰えることがない中学受験。そんな中高一貫校の魅力の1つには、中高6年間を通して、大学共通テストや難関国立大学に対応したカリキュラムが挙げられるのではないでしょうか。
もちろん、大学附属の中高一貫校であれば、内部推薦で大学進学が可能ですから大学受験は関係ありませんが、国公立大学への進学を希望するなら、納得のいくカリキュラムだといえるでしょう。
中高一貫校では、基本的に中1、中2で中学校の学習範囲を終え、中3からは先取り学習で高校の内容を学習し始めます。
高2までで高校で習う学習範囲を終わらせてしまい、高3では大学受験のための演習にじっくり時間をかけることができる内容になっています。
私立の中高6年間でかかるお金は700万円越え
魅力的なカリキュラムですが、私立の中高一貫校に子どもを通わせるには、いくらくらい必要になるのでしょうか。
文部科学省の「平成30年度子供の学習費調査」によると、1年間でかかった学習費総額(学校教育費と学校外教育費の合計)は、私立中学が140万6433円、私立高校が96万9911円ですから、単純に6年間で712万9032円かかる計算になります。
さらに、中学受験のための通塾費用も考慮すると、中高一貫校に子どもを通わせるためには、まとまったお金が必要だといえます。