専業主婦・共働き家庭ともに準備が必要な老後資金
ここまで、専業主婦世帯と共働き世帯のお財布事情と家庭のようすを紐解いてきました。どちらの世帯も子育て費用や住宅ローンに追われ、なかなか貯蓄にまで手が回らない世代が多いかもしれませんね。
しかし忘れてはならないのは、将来のお金、すなわち老後のお金です。2019年に話題となった「老後2000万円問題」も記憶に新しい方も多いかもしれません。
目の前のお金のことで、頭がいっぱいになりながらも、漠然と老後に不安を抱えている方は多いのではないでしょうか。
そのためにも、夫婦の働き方が決まったら、合わせて「お金にも働いてもらう」ことを検討されてみてもいいかもしれません。
資産運用には「長期・分散・積立」という3つのキーワードがあります。貯蓄とは異なり、資産運用には元本保証はありません。そのため、集中的に投資をするのではなく、リスクを分散しながら積立を長期間で行えるかどうかがカギを握ります。
「老後の資金」は自分でつくる発想を
金融商品や資産運用のスタイルにはさまざまなものがあります。また、効率よくお金を育てていくためには、その中からご自身に合うものを見極める目が必要となるでしょう。
投資初心者の方の場合は、まずは情報収集からスタートしてみませんか?リスクやメリットをじゅうぶん理解したうえで、資産運用のはじめの一歩を踏み出せるとよいですね。
参考資料
吉田 奈都子
執筆者
大阪体育大学卒。中学~大学とサッカー部に所属。社会人女子ラグビー経験もあり、日本代表候補選出歴のあるスポーツウーマン。引退後は日本生命保険相互会社にて、保険商品の提案業務など金融営業経験を積み、採用・育成担当としても一度に約100名の指導経験をもつ。前職のゴンチャジャパンでは新規店舗の立ち上げに携わるなど、フットワークの軽さが持ち味。現在は個人向け資産運用会社にて、マネーに関するコンサルティング業務を行っている。AFP(Affiliated Financial Planner)
監修者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部 編集長室
LIMO編集部記者/元新聞記者
担当分野
金融と社会保障分野の専門知識を生かし、主に公的年金(厚生年金保険と国民年金)、公的年金制度の仕組み、社会保障、貯蓄、マイナンバー制度など幅広くカバーしている。
信頼性の高い情報源をもとに、政策の変遷や最新の貯蓄トレンドを掘り下げた記事も手掛けているが、難解な情報を分かりやすく伝えることを意識している。
また、退職金、資産運用や貯蓄、NISA、iDeCoなど、多岐にわたるテーマについて企画・編集・執筆している。
経歴
中央大学法学部を卒業後、東証プライム上場の大手IT企業でキャリアを開始。
その後、厚生労働省の記者クラブにて約3年間、医療保険制度や介護・高齢者福祉に特化した社会保障の専門紙で記者として働いた。
ここで社会保障分野に関する深い知識と実務経験を積み、複雑な制度の解説や政策を分析するスキルを磨いた。
現在は、株式会社モニクルリサーチが運営するくらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMO編集部にて、金融と社会保障分野に特化した記事を執筆している。
スタンス
信頼性の高い情報をもとに読者の皆さんに実用的で分かりやすい内容を届ることを大事にしている。
厚生労働省、金融庁、総務省、デジタル庁、財務省(国税庁)などの信頼性の高い官公庁の公開情報を基に、読者が日々の生活や将来の計画に役立てられるようなアドバイスを心掛けている。
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最終更新日:2024年11月11日