働き世代が考える「将来資金」

70代以上の貯蓄額、年金受給額を見ていきました。

2000万円以上を保有する世帯は全体の約30%でしたが、一方で全く貯蓄がない世帯も約20%います。

厳しい老後格差は今後も続いていくかもしれません。

70代以上の老後格差は、シニアになってから急に生まれるものではありません。退職金や相続資産も影響しますが、それまでに資産を作れた人と作れなかった人との差も大きいでしょう。

働き世代の方は、今後の貯蓄状況が将来にダイレクトに響くということです。

定年退職が目の前であれば、できることは限られます。しかし10年単位の長いスパンが残されているのであれば、資産運用なども選択肢となります。

目の前の生活や数年先の貯蓄も大切ですが、ぜひ一度「将来資金」についてもじっくり考えてみましょう。

老後格差を避けるためには、今から始める貯蓄が重要になります。お金を守りつつしっかりと育てていきたいですね。

参考資料

太田 彩子